これまでも何度か話題にしてきたFacebookだが、昨夜CBSの昔からあるドキュメンタリー番組、60 Minutesで、CEOのMark Zuckerbergのインタビューが放映された。

見逃した方はこちらをどぞ
http://www.cbsnews.com/sections/i_video/main500251.shtml?id=3706601n
SNSとして急成長しながらも、個人のプロファイル情報を利用する大胆なマーケティング手法で非難を浴びたFacebookなので、いったいどんな人がやっているのだろうというのは、皆の知りたいところ

インタビューの印象は、有名大学の普通の学生といった感じだ。まあ、なんと言っても23歳、変に落ち着いていたらかえって気持ち悪いかも。

驚いたのは、インタビューの全体のトーンがこんな若造に何ができる風であったこと。Zuckerberg氏は評論家かから"Toddler CEO"つまりヨチヨチ歩きのCEOと称されていた。これからちゃんと歩けるのかとても不安といったところ。
最も大人がそういう気持ちになるのは、ヨチヨチ歩きのCEOに大人がこぞって投資をしようとしているからだろう。良い靴を履かせて、きれいな服も着せたのだから、しっかり歩いてもらわなければ困るのだ。

それにしても、インタビューで写ったFacebookの社内、シリコンバレーのスタートアップとはいえ、本当に自由な雰囲気。こういう環境じゃないと、新しい発想はでないのねと思う反面、自由過ぎると世の中に受け入れられないのではとも思う。つまり、会社としての形を成しながら、この自由度をどこまで保っていくか、そのバランスが難しいのだと思う。

そう思うとこのバランスを保ってうまくくぐりぬけてきているGoogleは、やはりすごい。Zuckerberg氏は、今年はたぶんまだ上場はしないと言っていたが、上場までにはこのバランスを保てる会社なっていなければならないわけで、そのあたりガ注目される。そして、このインタビューで、一般の人への露出をさらに高めたFacebook。今後の展開が見ものだ。