昨年の夏からはじまって、弊社にはこれまで合計5人のインターンの方々が働いてくださった。皆さん、弊社にはもったいない過ぎるぐらい、とても優秀で将来有望な方々ばかり。そんな方々に何かのご縁でお知り合いになれたのだから、できればコンタクトをし続けたいと思うものの毎日の仕事に追われる日々ではなかなかむずかしい。では、MIXIFacebookでという案もでたのだが、そうするとお互いのプライベートまでシェアしなくてはならなくなるので、皆でというわけにはいかなくなる。

そこで、思いついたのが、独自のSNSを無料で作れるNing というサービスを使うこと。このNing、Webブラウザーの生みの親である Marc Andreessenが創設者のひとりの会社で、Web2.0関連のベンチャー企業として名前がよく挙がるので知っていたのだが(確かGoogleAPI OpenSocialを採用しているはず)、これまで何のために使っていいのかよくわからなかった。というかMIXIのような大手SNSのコミュサイトで充分なのに、どうしてこういうサービスが必要なのだろうと思っていた。
しかし今回Ningを使ってみて、限られた人だけの情報共有SNSをお手軽に作れるという点ではけっこう良いサービスではないかと思った。サイトを見てみると、テレビ番組のファンクラブ、クラス同窓会、スポーツのクラブなど使い方は様々でMIXIなどのコミュニティーに類似したもが多い。しかし、前述のようにプロファイルをシェアできるのはこのSNSに参加している人だけで、さらにはこのSNSに必要な情報だけシェアすればよいので、プライバシーがより守られる。また、個人にコメントできる、写真共有ができるなどが、SNSのコミュニティーよりは機能が充実している。そして、最近大手SNSで多くなっているコミュニティー経由のスパムの心配をすることもない。Ningはすでに27万5千のSNSがあるということで、特に教育関連に使われているというのもわかる気がする。ビジネス向けに有料のNing for Businessというサービスも提供されている。

さて、弊社のSNSであるが、ありがたいことにインターンの皆さんは24時間以内に全員参加してくださった。皆さん、お忙しい中、どこまで活用していただけるかわからないものの、ニューヨーク、シアトル、東京、京都と各地にいる皆さんとの情報共有の場になればと願っています。