quantumfusion2009-03-06

あっという間に3月になってしまいましたが、これが今年最初の記事となります。仕事に追われていたこともありますが、何よりも年が明けてからというもの米国ビジネス界では暗いニュースが多く、記事を書く気持ちになれなかったというのが本音です。しかし、暗い気持ちになってばかりでは何の進展もないのがビジネス。ここは心機一転ということで、しばらく米国で不況にもかかわらず伸びているビジネスをご紹介していこうと考えました。

ということで、その第一弾は、NetFlixです。99年に設立されたこの会社はDVDのレンタル会社です。会員になるとネットで検索して申し込んだDVDが自宅に郵送されてくるというシステムになっています。借りたDVDの返却指定日はないけれど返さなければ次のDVDを借りることができないという実によくできた仕組みででDVDレンタルの店舗経営のBlockbustersをしのぐ存在となりました。会員費が月4ドル99セントからでいつでもキャンセル可能といったところも会員が伸びている理由のひとつです。

そして、Netflixのサービスで最近伸びているのが映画のダウンロードサービスです。PCへのダウンロードはアメリカではこれまでいろいろな企業が参入していましたが、画質の問題などがあって伸び悩んでいたのでいたのが実情です。しかし、NetFlixは、テレビに接続できるPC以外の99ドルという安価なハードRokuを提供する企業とのコラボをはじめ、ゲームBOXやLGのテレビなど次々とダウンロード可能なハードを増やしていて、PCでは画質が良くないという問題を解決しています。

ちなみにNetFlix顧客満足度は非常に高い会社としても有名で、顧客の声を反映してネットビジネスに活かしていくといった点でお手本のような会社かもしれません。