図は、弊社のHPで水平分業へのビジネスモデルのシフトを説明したものだ。
80年代初めにパソコンが登場する迄は、大企業は開発から製造、流通、Marketing、そして販売、運用・保守まで全てを垂直的にカバーしていた。IBM然り、当時のDECなどもそうであった。しかし、オフコンと言われた大型Computerから個人へと利用が広がるにつれ、「餅屋は餅屋」で勝負しはじめた。ChipのIntel、OSのMicrosoftや80年代後半から参加した古巣のDell Computerは、注文生産というSales & Marketingに特化した。これらの起業は、ITビジネスの大成功例の旗頭であろう。
そこには、多角経営という大企業の動きに対して、自分の生きる道に賭ける起業家の姿勢が伺える。全てを賄うことが出来ないこうしたプロ集団同士が、お互いの強みを協力して出し合い、ビジネスの解(ソリューション)を提供する・・・これが水平分業というビジネスとなる。

その集団や組織同士を結びつけるのが、協業ではなく「共創」だと思う。Demand Innovationで触れたが、お互いが新たに創造する姿勢がないと光るものを持つ中小企業も大企業の波に飲み込まれてしまう危険がある。

私たちのビジネスは、“JXUS”を標榜し、日米の中小企業のPower Bridgeとなり、ビジネスをお互いの市場で新たに起し、広げていく手助けをし、元気ある会社にしていくことにある。その素が「共創」というMission Statementとなっている。

文化や慣習を乗り越えた「共創」には、いろいろな障害もある。だからこそ、自分の役割や遣り甲斐、そして価値がそこに問われてくる。 共創にも大いにNetworkを活かしたい。このブログもその切欠になれば幸いだ。