コンピューターゲームが登場してもう30年以上にはなると思うが、最初の日本での国民的ブームはインベーダーゲームだったろうか?その後いろいろなゲームが出てきたが、好きにはなれなかった。その多くが、殺したり、破壊したりという戦争・殺人ストーリーが多かったからである。
そんな中で出会ったGrandma and Meの絵本CD-ROMには感激した。絵本の各Pageに隠し機能があり、子供がマウス操作することで新しい場面展開、驚きがあった。絵本はある意味で、ストーリーはひとつ。しかし、デジタル絵本ではそれが多岐に展開可能となることで情操教育にも一役買える。

そうした幼児向け情操教育ソフトは、私の夢のひとつでもあるが、つい先日、スクウエア・エニックスの和田社長のインタビュー記事が目に留まった。ノーベル作家がゲームを作ったならである。
音楽や絵は芸術である。しかし、漫画は低俗・・?いや、Disneyや宮崎駿に見られるように音楽と絵がコラボしたアニメーションは、芸術の域まで来ている。そろそろコンピューターゲームもその域に入ってよいはずだ。次世代を担う子供教育を考えると、そうしたソフトを世に送り出すのも大人やソフト会社の社会的責任でもあると思う。

今後は、ソフト操作もGUI(Graphic User Interface)からVUI(Voice User Interface:私の造語)になる時代幕開けで、ソフトの内容を体感する方法も変わり、大きな変革も始まる時期になったと見ている。

Jack In The Box。ある意味で驚きは感動という楽しみ。ゲームも漫画同様、遊びという低俗領域で片付けれない時代になった。