いよいよ発売開始。しかし、反応は冷ややかではないでしょうか? 昨日の朝、Bill GateもNBCの生インタビューでSecurity強化をうたっていました。前評判ではそこが強調され続け、だから何?と感じていました。開発に5年費やした結果がそこの強調だけでは寂しい限りです。それは、Security HoleというWindowsの「弱み・脅威」をなくしただけであり、別に消費者には感動を与える「強み」としては全く伝わってきません。ビジネス向けだとすでにネットワークシステムとしてSecurity強化は、Windowsに頼らず別途行っているし、PC自体のUpgradeを強いるVistaに取り替えるはずはないと思います。


では、遡及する市場はというと、やはり家庭向けではないでしょうか?となると気になるのが、「Windowsメデイア センター」機能になります。正直言ってそれ以外は、GUIMac Likeになったくらいで、それが何か?というレベルだと感じます。Apple追随でMSの斬新さがあるわけでもありません。消費者は、製品や機能を介した予想以外の「サービス」に感動を覚えると思います。

MSのWindows Vista紹介のWebサイトにいってもこのメデイア センターが、大きく前面で押し出されていないことに?を感じました。「Windowsメデイア センター」機能を使えば、PC上やネット上の映像や音楽などのコンテンツをテレビ画面上で再生し、視聴できることがリモコン操作で簡単にできるようになるようです。

さて家庭向けにもどすと、目に留まるのがSony Vaioの「テレビサイドPC」です。 時代の主役がPCからHome Serverになる象徴が、このVista発表ではないかと思います。 VCRがどんどんHDDレコーダーに代わり、薄型TVやHDM1という新しい1本のCableで繋がる。もうじきUWBなどの無線で接続可能になれば、Life Styleも飛躍的に変わっていくでしょう。そのときにGoogleなどの新たなWeb2.0 Life StyleがPCユーザーではなく、老若男女を問わない一般消費者が体感する世の中になると思います。それもこの2年位で起こってもおかしくないと思います。

Vistaは、Windowsがパソコン向けに販売されていたPC市場から家電市場にシフトしていくことを示していると思います。再び、日本や韓国の家電メーカー時代の再来の幕開けでしょうか?