気になるGoogle Apps有料版のAPI統合

GoogleのオンラインツールGoogle Appsがプレミアムエディションとして有料化されたというCNETのニュース。プレミアム化で収益をあげるというビジネスモデル自体は、新しいものではないのであまり気にならないし、中小企業向け、エンタープライズ向けのマーケティングもグーグルはそちらへ向っていたことは前から明らかだったので、やはりそうかといった感じ。だが、気になるのは“API統合”という部分。グーグルのサイトにある比較表だと既存のインタフェースとAPI統合して
下記ができるようになるらしい。

  • Single sign-on 
  • User provisioning and management 
  • Support for email gateway 

実は、昨晩、ワシントン州のテクニカル団体の集まりでグーグルの人の話を聞く機会があったのだが、やたらと”プラットフォーム“っていうことを言っていた。数ある消費者向けサービスもプラットフォームさえあれば使いやすくなる。さらには中小企業はプラットフォームやネットワーク開発にはあまり力を入れないほうがいいとまで言い切っていて、グーグルがそういう方向に動いて市場を支配していくからなの?などと思ったのだが、このAPI統合っていうところを見るとやはりそうかもしれないと思う。パートナー企業からのソリューションも提供されているということだし、グーグルもセールスフォースも皆気がついてみれば同じ方向を見てきているのかもしない。