シリコンバレーといわれるサンフランシスコ南からサンホゼ地域に負けず劣らず、ここシアトル地域をフォレストバレーには、ソフトウエア産業含め、ベンチャーが次々にでる土地柄でもあるようです。
地元で有名な企業といえば、言わずと知れたマイクロソフトボーイング。そして、アマゾンドットコム、アドビやIT産業以外でもスターバックスやノードストロム百貨店。 そうした米国だけでなく世界的にも有名な企業輩出のシアトル地域です。小さな起業は、数え切れないほどあるくらいで視点を変えて、そんなベンチャー事情を追ってみるのも自分の仕事の整理上でも良いのではないかと思いました。

地元のベンチャー情報を覗いてみて、今日、目に留まったニュースが、高級ハンドバックや宝石をレンタルのオンライン商売をするBag Borrow Or Stealという過激な名前の会社がありました。

米国でも高級アクセサリーの市場は、活況を呈していて、昨年で$150Billion(15兆円)市場以上だったと言われています。しかし、ある意味では10万円から30万円もする高いハンドバックもすぐに流行遅れになるというおしゃれを追う女性の悩みは尽きないようです。


それもあってかどうかはわかりませんが、この会社のCEOは、今後高級品アクセサリーのレンタルビジネスは、将来が明るいと展望を打ち出しています。 そして、何と今回の$15M(18億円)の追加投資を含め、すでに合計$27M(30億円近い)投資を、投資家から集めています。

私も一度、シアトルで会社設立のためにVenture周りを日米双方でした経験がありますが、米国のベンチャーは、その名前のとおり本当にVenture(冒険)すると思います。それが出来るか出来ないかも、どこまで担当しているビジネスマンが自己責任でハラを括って対処しているかの違いではないかとも感じます。

しかし、ブランド品もレンタルが流行し始めたら、本物の価値をわかり、所有するという顧客のブランド(約束)に対する意識が崩れ始め、何だか世ちがらい世の中というか、本物を一瞬まとうだけの偽のライフスタイルが闊歩しそうです。