菜宅配のWish on Dishの記事
http://www.bidders.co.jp/user/4851398
を読んで、思い出したのが10年以上前に田舎の商店街活性化のためにまず商店でのHP立上げ製作を個店や病院など皆ではじめ、共同宅配や予約システムまでしてみたいと動いたことだ。ただ何せタイミングが早すぎた。
ITは単なる道具で、その発想の基本は「ちわ・・・奥さん、今日は何か?」と勝手口から御用聞きに来る三河屋さんである。昔、日本は住居範囲が狭く、自転車で回って事足りた。現在は交通網の発達や住宅のドーナツ化現象で広域になった。そこでInternetという道具の登場である。

チラシ広告から一時流行したのが、貴方だけのダイレクトメール。最初は良かったが、気が付けば郵便箱はダイレクトメールだらけで即ゴミ箱行き。ここまでいくと「土足マーケテイング」である。つまり、人の家の中まで土足でドカドカと上がり込んでくる。そこで言われ始めたのが”Permission Marketing”・・・許可を聞いてのアプローチ。何のことはない三河屋さんだ。
三河屋さんで思い出すのが、狸の剥製が手にもった「御通帳」。これがIT社会になるとクレジットカード同様のOn-Line決済。

ビジネスの基本は、社会に受け入れられること。そして長続きすること。派手な打ち上げ花火のITが主役のビジネスより、道具としてITを使いこなし、人々に感動を与えるものを届けたい。

Wish on Dishは、好例で上手くCrossing the Chasmをして欲しい。頑張ってもらいたい。時流のベクトルからは、ITを道具としたビジネスの活性が沢山出てくると思う。”Demand Innovation”・・私の仕事のKey Wordのひとつでもある。もうひとつのKey Word「共創」については、またの機会にしてみたい。

何でも手にはいる時代。何が欲しいかわからない。それなら欲しいものを創り出す。同時に社会貢献も・・・エコロジー、Slow Food、オーガニックなどはその代表例だと思う。”Demand Innovation=需要の創造”・・・考えただけでも楽しくなるのは貴方だけ?