先週は、会社の皆さんで会食をする機会がありました。ランチをしながらミーティングをすることはたまにあるのですが、ディナーは特別な機会。いつもはTシャツ姿のエンジニアのNさんも今日はジャケット着用。眺めのいいレストランでステーキや米国北西部ならではのシーフードに舌鼓を打たせていただきました。この席でH社長がオーダーされたのが、写真のワイン Leonetti Celler 2004 Merlotワシントン州で一番高級なワインだそうです。飲ませていただくと、さすがにコクがあって深い味わい、高級シルクをまとったときのような感覚。
ワインに酔いしれていると、H社長から問いかけが。。。。。。それは、京都にベンチャー企業が多いのはなぜかという質問です。実は、H社長は京都のご出身。このシアトルでベンチャーをはじめられています。

そんな関係で私たちも京都に関連するお仕事をいろいろやらせていただいているので、ちょっと思うところがあり、「遊び心」じゃないですかと言ってみたところ、納得していただいたご様子でした。

実を取る大阪のビジネス文化、形にこだわる東京のビジネス文化、それらと比較すると、京都のビジネスは長い伝統のなかで守るところは守って、遊ぶところはしっかり遊ぶことができるビジネス文化ではないかと思うのです。

その「遊び心」が人の心に潤いを与えられる新しいものを生んでいく。。。。。。それはベンチャーの精神とつながっていくもの。

H社長はちょっと贅沢なこのワインでそんな「遊び心」を私たち社員に示されたというわけです。「遊び心−ベンチャー精神」を忘れてはいけない。しかし、こうした「遊び」を楽しむことができるのは、しっかりとした伝統の技術、つまり日々の地道な努力の積み重ねがあってのこと。それも忘れずにまた仕事に励んでほしいと。

京都、ベンチャー、シアトル、そしてワイン。そんなことを皆さんで話しながら、夜は更けていきました。