土曜日は子供の日本人補習校でスポーツ大会(バレーボール)があり、保護者チームで参加。大変な筋肉痛に悩まされていて、階段の上り下りに苦労している。結果は3連勝。対戦相手は、保護者、教員、高校生1位チーム。まだまだ子供達には負けられないと、親チームは気合一杯であった。しかし、中学・高校生のプレーを見ていて感じたのが、執着心が足りない。あまりにも諦めが早すぎる。悔しさというか不甲斐なさに、もっと燃えて保護者チームのような火事場の馬鹿力を出して欲しいものである。
ひとつのことにこだわりすぎるのは良くない面もあるが、専門家というかプロの仕事が出来るようになろうと思えば、ひとつのことにこだわって勉強することは大切である。諦めずに継続する力は、やはり「情熱」であろう。プロといえば、9-28ブログでプロフェショナルとしての本の整理について触れたが、タイトルに「プロ」という言葉がついていた本だけをここに上げておくことにする。

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか

プロフェッショナル 仕事の流儀〈1〉リゾート再生請負人・小児心臓外科医・パティシエ

「プロ経営者」の条件

90年代のIT業界には、ストックオプションで多くの億万長者を生むと同時に「燃え尽き症候群」という言葉が流行した。ストレスの高い、時間に追われ、48時間働いた果てに、多額のお金を手にするとともに早期引退をした人も数多くいる。仕事に対する「情熱」という炎が消えたのだろうが、人生における炎を見つけられないままだと大変だろう。昨日、独身時代テキサスに駐在していた頃にお世話になったNさんと10年以上ぶりにここシアトルで再会できた。懐かしい話にも花が咲いたのはもちろんだが、一番印象的だったのは、過去の話に花を咲かせるより、これからどうするかという未来についてであった。退職された後に2人で会社を始められ、1週間の間に米国出張を東海岸、中西部、西海岸という精力的な動き。この5年間年10回平均の太平洋往復で少々バテ気味であったが、まだまだ負けてはいられないと励みになった。

一番の幸せは、生涯現役で仕事があることだと昨晩はNさんと語り合った。70歳過ぎても実家で商店街や商売に携わっている親を見ると、大変だなとも思うが、案外一番幸せなのかもしれない。自分の居場所、期待されるという実感・・・そのために常に自分を向上される姿勢・・・いい意味の執着心は持ち続けたい。