SEO対策、Webのデザイン、構成、ビデオなど目新しさ、そしてWeb2.0的な要素と、どんなサイトが効果的なのかいつも頭を悩ませていますが、先日ふとしたことからこのチャックさんのサイトに出会って、Webにはまず載せることが一番、そして本当に伝えたいことを簡潔に伝えることが大切なのだとつくづく感じました。このサイトはたったの3枚で構成されています。あとはどこにもリンクされていない。しかし、そのコンテンツでチャックさんがどんな仕事をしてくれるのかがしっかりかわかるのです。
先週、オフィスで粗大ゴミがたくさんでたので処理業者を探すことになりました。そこでシアトルのイーストサイドでゴミ処理をしてくれる業者をウェッブで検索したところ、電話番号のリストは出てくるものの、Webサイトを持っている会社はあまりなく、あったのはこのチャックさんのページを含めてたった3つだけでした。ゴミといっても本からパソコンまでいろいろあったので、そんなものを引き取ってくれるのか、また自宅ではなくオフィスにも来てくれるのか、どんな量でも大丈夫なのか。そんな、たぶんゴミを抱えて困っている人が持つ疑問に対する答えがこのサイトには簡潔に書かれていました。

おまけに電話番号がわかりやすく表示されていたので、電話で見積もりを問い合わせをすればよいのだと思いつきました。さっそくチャックさんとあとの2つの業者に電話をして見積もりを取り、一番安かったチャックさん(人間味のありそうなおじさんでした)にゴミを引き取りに来てもらいました。

ウェッブになければ、そしてこんなにわかりやすいコンテンツでなければ、たぶん電話をしなかったのではないかと思います。小手先にこだわらず、まずWEBでのプレゼンス、そしてわかりやすいコンテンツ。基本を忘れてはいけないとつくづく思いました。