シアトルはアメリカでたぶんシリコンバレーに続くIT企業の集積地域だと思うが、残念ながらシリコンバレーにはやはり及ばない。が、しかしシアトルにもなかなかのベンチャーがたくさんあり、シリコンバレーの会社ほど注目されていない分、狙い目の企業があるのではと以前から思っている。そういうベンチャー企業についてかかれているのがシアトルの新聞、シアトルPI紙のジョン・クック氏のベンチャーブログ で、シアトルのベンチャー企業はもちろんIT企業の動向を知るためにいつもチェックしている。このブログで先日見つけたのは、ベンチャーキャピタルのパートナーさんによるシアトル企業に投資する理由トップ10。なるほどと思わせるものものや、笑わせるものが多いので、載せておきます。シアトルとシリコンバレーの違いがよくわかるかも。


10.) ベイエリアからのフライト数39便。(つまりシリコンバレーから日帰り可能な地域.)
9.) サンスクリーンがいらない(もちろんカリフォルニアと比べてのこと)
8.) 「やっぱりコーヒーでしょう」(コーヒー文化とインテリ層って奥が深い?)
7.) 普通の人が住めるところ(比較の問題ですが、シアトルはベイエリアに比べれば、住宅の値段が安い)
6.) NFLのプレイオフゲームを見ることができる(アメリカ人にはけっこう重要なポイントかも).
5.)充分な注目を受けていないベンチャー市場(これもベイエリアと比較してですが、ベンチャーキャピタルの数がずっと少ない)
4.) 業界での専門性が高く、質の良い企業 (特にソフトウェア、ワイアレス、インターネットの3分野)
3.) 技術人材が豊富
2.) ローカルのパートナーがしっかりしている
1.) 起業家精神

つまりのところは、シアトルはとても特殊な地域であるシリコンバレーと普通のアメリカの都市の中間的な存在といったところでしょうか。まあ、何より雨さえ降らなければ、本当に住みやすくてよいところです。