Mixiの上場騒動のニュース、シアトルにあるUIEvolution 社のMy Spaceとの提携http://satoshi.blogs.com/life/2006/09/myspace.html、と今朝はSNSの話題に勇気づけられた感じです。というのもあるお仕事の関係で、SNSの調査を今年の初めぐらいからずっとやっています。日米合わせて10個ぐらいのSNSに入会して使い勝手を調べるところからはじまり、ついにはエンジニアのNさんを巻き込んで、自社サーバーにオープンソースSNSを立ち上げてプロトタイプとして使用するところまできました。何かの形でSNSを使ったビジネスを提案させていただければと思っています。

しかし、これまでの最大の難関は、ある年代を超えた方々にはなかなかSNSをご理解していただけないことでした。日本ではミキシィといっても全くご存知ない方もいらっしゃったし、アメリカではMy Space = ティーンのお遊びサイトというイメージがとても強いのです。


確かにMixiMy Spaceも参加しているのはかなり若い年齢層。その理由はその年齢層には、大きく3つの特徴があるからではないかと思っています。まず、インターネット活用に抵抗がないこと。次に、ある程度の自由な時間を持っていること。学生や自由業、主婦の方が多いのはそのためでしょう。そしてたぶん一番大切なポイントは、自分をオープンにすることを怖がらないことです。知らない人にもある程度自分をさらけ出すことができなければ、ソーシャル・ネットワークをする意味がなくなるからです。(My Spaceの場合はアメリカの文化そのものがオープンなので、度を越えてスゴイものがありますが)こうなると、仕事に忙しくて社会的な仮面をかぶっている40代以降の人間には受け入れることが難しくなります。こういう分析ができる私はもちろん40歳を超えています(笑)。

とはいえ、おばさんの私にも使い込んでみるとSNSはブログ以上に便利なコミュニケーションの道具です。自分さえオープンになれれば、時間と場所を越えて人とつながることができて、社会にはいろいろな可能性があるんだということを実感できます。なので、今朝、読んだニュースみたいなことでSNSがだんだん市民権を得ていく可能性がまたでてきたかなと期待している次第です。