9月18日付けのInformation Weekに”Fifteen World-Widening Years”「世界が広がった15年」と題してインターネット普及の過去15年を振り返る記事がでている。15年以上前からネット中毒の私には懐かしさでいっぱいの記事。World Wide Webという言葉が生まれたのが90年、次々とブラウザーが開発されてインターネットの世界は全く変わった。そして、93年はじめてのクリック広告が出され数々の商業サイトの登場。ネットの世界は本当に広がっていった。ブログという言葉が生まれたのは99年。思えばこのぐらいの時期からインターネットは普通の人が発信できる道具となってきたのだろう。そして2005年、Ajaxという言葉も生まれ、ウェッブはさらにインタラアクティブな世界へ突入していく。この年はまたYoutubeが開始された年にもなる。
それで、次は何? つまりWeb3.0は何かということだが、この記事では、さらに進化すると思われるインタラクティブ性に加えて、AIー人工頭脳を使ったセマンティックWebの可能性が示唆されている。
それはいつも自分がすることを自動的にやってくれる世界。つまり来週のスケジュールをいつものパターンと他の人のスケジュールに合わせて作り出してくれるとか。ちょっとおせっかいな気もするが、SFの世界のロボットを考えればそうでもないかもしれない。実はこのセマンティックやオントロジーのことについては、やはりある仕事がらみで調査をしたことがあるのだが、哲学的な人間のあり方までさかのぼる深〜い世界。でもそれだけに新しい発想の転換が生まれる可能性はあるのかもしない。

しかし、記事に書かれているように本当のところ何が生まれるかということは誰にもわからない。ただ、15年の年表を見ていると、アイディアが言葉になってから世に広まるまでのスパンはだいたい5年、つまり、今誰かがどこかで話している画期的なアイディアが5年すれば広まる可能性があるということ。やはり人の話はしっかり聞かなくては。