トヨタの躍進が続いています。プリウスという電気自動車を世界で最初に世の中で問う姿勢も、昨今のガソリン高騰でまた脚光を浴びるでしょう。2年前頃だったでしょうか、一時期シアトルでもプリウス購入が半年待ちでした。
金融やIT業界の企業躍進が目に付く昨今、製造業であるトヨタの健闘は、物づくりという経済活動の根底の大切さからいくと、とても意義深いものがあります。

トヨタの看板方式は、多くの製造業の手本にもされ、「改善」はすでにKAIZENという言葉でそのままアメリカでも通ります。


給与面でいくと、金融業界と製造業の格差はいぜんと大きいようです。アメリカで起業関連に携わって思うのですが、日本の金融業界は、とてもアメリカをはじめとする欧米やユダヤ系などのシンジケートには、太刀打ちはできないのではないかと思います。
日本のホテルやゴルフ場経営の再生が、ことごとく米国系の投資会社の傘下にはいっていることからも、何かうかがい知れるものがあるのではないでしょうか?

そこには、民族の歴史というDNAも関係する部分はまちがいなくあると思います。
勤勉で物づくりの長けているDNAを有する日本人。ITビジネス企業が、本業から金融業界に入ることに危険な匂いを感じるのは私だけでしょうか?