ヒラリー・クリントンが大統領選出馬を表明したが、この表明は彼女のサイトHillary Clinton.Comビデオキャスティングで行われた。以前のブログ記事で今度の大統領選挙では、Web2.0的なキャンペーンが繰り広げられるのではないかと書いたが、このサイトを見る限りやはりすでにその兆候がでてきている。

このヒラリーのサイト、一見、何でもない普通のサイトのようだが、下記のような最近のアメリカのWebマーケティングの手法がほとんど入っている。(なぜかポッドキャスティングがありませんが)

1.ビデオキャスティング
テレビ並みのプロフェッショナルな仕上がりのビデオクリントン女史はしっかり自分のイメージを売り、さらにこのビデオはニュースサイトなどに掲載されている。


2.バイラル(口コミ)マーケティング
友達に寄付を募るEメールなどを簡単に送れるようになっている。

3サポーターとのインタラクション
Send Your Messageというラインをクリックするとメッセージが送れるようになっている。その他、アクションつまりサポーターの行動を促す構成となっている


4.オフィシャル・ブログとサポーター参加型ブログ
オフィシャルブログにはクリントン女史のキャンペーンがつづられ、サポーター参加型のゲストブログにはサポーターが自由にポスティングができる


5.更新情報
プレスリリースをはじめクリントン女史の最新情報が一目瞭然


6.キャンペーンの寄付を集め
ECサイトなみの寄付集めのCGIがあり、サポーターは寄付をするのが簡単


7.イベントの検索
参加ができそうなイベントを日付や場所で検索できる。


そして、さらには今日の夜、西部時間の午後4時からチャットで質問ができるクリントン女史のWebキャスティングによるサポーターとの討論会がある。これには、登録をして見たので、その様子は次回レポートしてみたい。