C-net Japanに”大人になったネット世代、上司との解決策を探る“というネット世代を研究しているカリフォルニア大学の心理学の教授Rosen氏のインタビューがでていて大変興味深かった。

インタビューでは、まずMy Spaceに没頭する10代、20代のY世代の現状についてが述べられているのだが、アメリカのティーンエージャーと生活をしている私には本当にそうだよねと納得の行く内容である。

とにかく、彼らのマイスペースなどのSNSの使い方にはすさまじいものがある。、生活のすべてを写真でアップ、掲示板は使う、チャットはする、ティーンにありがちな友達同士の内輪もめをすれば閲覧不可能にするなどなど、お互いのコミュニケーションのすべてがここに詰まっている感じである。たぶんこれは日本だったら若い世代の携帯電話の使い方に匹敵するだろう。


例えば学校主催のダンスパーティーがあると、その翌日には、多くの学生のページにパーティーでの写真がアップされる。そのお互いが載せた写真にこれまたあっという間にコメントが寄せられる。つまりは、ドレスがかわいかったとかエスコートしたボーイフレンドが今ひとつだったとか、そんなことをお互いがコメントし合うのである。つまり、彼らの生活とネットは切り離せない。

C-Netのインタビューは、アメリカのティーンは、これが当たり前で大人になっていくのだから、仕事についたら上司とのギャップがあっても当然だという話である。おまけにアメリカではベビーブーマー世代がやたらと子供を誉めてばかりいた、つまり甘やかしてきたから、仕事を誉めなければ会社を辞めてしまうことが多いとか。

そして、その解決策とは、

1.自分たちのやりたいようにやらせる
2.会議にばかり出させない、仕事のプロセスに深入りしない

だそうで、つまりこれは、勝手にやらせるということだ。ネットと携帯というディバイスは違っていてもネットの時代に育った日本の若者にも同じことが言えるのかもしれない。