WiMAXは、8011.16という国際標準の規格まで決定しておきながらも、話によるとモバイルWiMAX(8011.16e)と固定WiMAX(8011.16)の2種類(参照:下記CES資料、WiMax分布図)が考えられSprintは当然モバイルWiMAX、ClearWireのほうとなると昨年度発表された段階によると固定WiMAX、ところが最近になってモバイルWiMAXに移行するような記事を見かけた。WiMAXを遂行するこの2社がこのように迷走しているようでは消費者とすればどのような選択肢になるのかまったく予想がつかない。このような状況においてCESでは何を期待できるのであろうか?
 

最近では確かにWiMAXに関してはポジティブな話を余り耳にしたことが無い。CESで先行しいている企業といえばやはりここでも強いのがすでにWiBroで商用サービスを始めている韓国のLGかサムソンになってしまうようである。他にはOQO社がWiMAX仕様のMDUを出すという話で調べてみた。結局は新しいバージョンにその仕様を搭載する予定であるがそれをリリースするかどうかはまだ未定だとのこと。やれやれ何のためにWiMAXを追い求めてCESに来たんだ?

WiMAXが今年の延びるかどうかの鍵は次の条件に拠るのかもしれない。Sprintに拠るサービスの開始、IntelによるWiMax仕様チップ提供とPCへの搭載。それにしてもこのサービスを全国展開するためにはまた新規にWiMax用の発信アンテナを設置しなければならない。膨大な費用がそこに掛かるわけだ。これを一社で担うことができるのかどうか?そのあたりが、WiMAXの行く末を決めていく要素であろう。


何とか、SprintとClearWire社に協力してもらって今年中にはそのインフラを確立してもらいたいものである。日本においてもようやくモバイルWiMaxへの周波数割り当てがきまり商用化が近づいているようであり、何とかここでも韓国に負けないように。今年がWiMaxの年明けの年になるかどうか、機は熟してきているようにおもわれるが。