最近、ソーシャルメディア系のイベントへ参加することが多くなって、そこで出会った方々とオンライン、オフラインで連絡を取り合うことが増えてきました。先日はそんなひとり、PR会社のコンサルタントと自然食品のスーパーマーケットWholefoodsのカフェテリアで情報交換のミーティングをしました。私は日本でのソーシャルメディアの状況なんかを話し、彼女はPRの仕事がどんなにソーシャルメディアの影響を受けているかなどを話していたのですが、そのときに彼女からプレゼントされたのが、写真の本、Groundswellです。この本、フォーレスターリサーチのアナリストによって書かれていてソーシャル技術戦略のバイブル的な本です。テーマはGroudswell=ネットで生まれているうねりをどのように活用していくかで、すでに邦訳も去年でています。が、恥ずかしながらしっかり読んだことはなかったので、こうしてプレゼントされると読まないわけにはいかないですね(笑)。


それにしてもソーシャルメディアで知り合う方々のマーケティングの努力、反応の早さ、ネットワークの広さには圧倒されるものがあります。真夜中でもメールやコメントがどんどん返ってきて、皆さんいつ寝るの?休むの?といった感じです。ちなみにこれには不況で今は仕事があってもいつなくなるかわからないという不安があることも大きく関係しているようで、できることはすべてやっておこうという意気込みが感じられます。そして、それを可能にするツールがネットにはタダで山ほど存在しているというのが現在の状況で、ソーシャルメディアをすでに熟知している人たちはこれを活用しまくっているというわけです。

しかし、だんだん皆がそうなってくるとその中でどうやって自分を差別化していったらいいのか、それが大問題になってきますよね。この本のプレゼントの素敵な包装あたりにそのヒントがあるのかなと思ったりします。