金曜日の午後、仕事が一段落されたH社長からご自身が進めていらっしゃる商談についてお話を伺いました。日本の会社とアメリカの会社の難しい商談をいつも上手にまとめられているように見えるH社長ですが、いろいろとご苦労はあるようです。
今日は日本風の義理人情がアメリカ人には通じない。そしてそのことを日本人にはなかなか理解できないということを話されていました。

これは、決してアメリカ人が皆悪い人だというのではありません。日本人がこうすれば、こうしてくれるはずと言葉に出さずに期待していることをアメリカ人は全く理解していないということです。「それを言っちゃあ、おしまいよ」という寅さんは日本では愛すべき存在。

でも、もともとそういう義理人情なんていう感覚がない人たちに、言葉にも出さずに期待しても無理があります。特にビジネスでは、これだけ都合をつけてあげたのからと思い込むことは禁物。アメリカ人には「それを言わなきゃ、おしまいよ」です。このことがアメリカ人にも日本人にも理解されていれば、日米のビジネス、いや人間関係のトラブルは激減するはずですが、なかなかそうは行かないようですね。

さて、弊社の社員の在米歴を合わせるとナント70年以上。が、皆さん、日本人としてのアイデンティティーもしっかり持っていらっしゃる。このどちらの文化のビジネスも理解できるバイカルチャルなところを皆さんに役立ててもらって、こんなふうに一筋縄ではつながらない日本とアメリカのビジネスをつなげようというのが、弊社の志、JXUSです。